今日のマイクロスコープ治療(精密根管治療、インプラント入れ歯)
投稿日:2017年12月25日
カテゴリ:院長ブログ
こんばんは。院長の武川です。今日もマイクロスコープ治療で精密かつ行った治療をすべて動画と静止画で患者様に伝えました。毎日この仕事をさせて頂ける患者様とスタッフに感謝です。
今日も精密根管治療に時間を割いた1日でした。最近は根管治療が1日の半分を占める日も多いです。明日は午後のほとんどが精密根管治療です。毎日患者様から
「他院で抜歯と宣告されました。BiVi歯科クリニックではどうか最後の砦だと思いメールしました」
とメールを頂きます。
私は元々インプラントを専門にする師匠の元で約10年ご指導を頂きました。つまり歯を抜いてからのスペシャリストだったのですが、開業してからは歯周病指導医のW先生にお世話になり歯の保存を1から学び直しました。そのW先生の医院のカルテを見させて頂き衝撃を受けました。
重症だった歯が20年以上保存できている。。。。。
そこで私は、それ以来、院内システム、流れ、治療時間、金属を使わない治療などすべての先生の所作までまるで、のれん分けの様に真似をさせて頂き。都心に行かなくても埼玉で「歯の保存に特化した医院作り」を目指しました。尚且つそこにマイクロスコープを使用する事により現在では「歯の保存」の確率が劇的に上がり歯を抜く前のスペシャリストとしての仕事が多いです。
どっちが良い悪いではなく臨機応変に症例を分析(歯科ドック)し検討するように心がけています。
その中でも歯の保存の肝になるのは「根管治療」です。
日本の根管治療の成功率の低さと言えば有名なお話しです。
日本での根管治療の成功率は、各国と比較して低い水準となっています。以下は、東京医科歯科大学の歯内療法学講座(歯の神経の治療の講座)から抽出したデータで、2005年9月〜2006年12月東京医科歯科大学むし歯外来での根管治療のX線(レントゲン)透過像調査(神経の治療の失敗率)のグラフです。
以上のデータから日本の根管治療の失敗率は70%、逆に成功率は30%と思われます。かなりショッキングな数値ですが、残念ながら現実なのです。それに対しアメリカでの根管治療の成功率は90〜95%です。
根管治療の成功率の違いは、唾液からバイ菌を入れこまないラバーダム防湿の施術・CTによる根管の三次元的な解析・根管内を拡大視できる治療用顕微鏡を使用している・治療に必要な時間を十分にとっている・治療後に精度の高い被せ物を入れている等があげられます。これらの成功率をあげる秘訣を、当院では全ての治療で行っております
逆にこれが満たされないと根管治療の成功率が落ちます。
さて今日の精密根管治療
CTで診断してラバーダム防湿
マイクロスコープで23倍で綺麗に。根尖まで見えます。
感染元を色で染めて確実に。丁寧に。1時間。患者様寝ています。笑
お薬も特別な物を。
これでまた保存が出来そうです。
話は変わり、この午後の患者様のケースは残念ながら診断により歯の保存が難しくインプラント義歯を選ばれた方のケース
今日は精密型取り
4つのうち2つは自分の歯です。
きちんとした歯周初期治療をすれば自分の歯も残し尚且つインプラントも使用して、入れ歯としての機能ができます。どっちも大切。
埼玉、八潮、三郷、草加で根管治療ならBiVi歯科クリニックまで。
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